Issue : 1999.01.01
Random Weekly

No.00011
新アルバム、製作快調!!
先日、都内某所で行われた定例記者会見の席上でxmo最高技術顧問の竹林氏は、昨年夏に発表が予定されていたにもかかわらず様々な理由によりその発表が延期されていた四枚目のフルアルバム「拡張可能全員音楽部(仮名)」の製作が順調に進んでいる事を発表した。
同氏が語ったところによると今回のアルバムは、今まで蓄積したテクノロジーを生かしつつも昨今のテクノロジー主体になっている既存のミュージックを打ち破る画期的なものになると言う。
また、営業部長の馬嶋氏は今回のアルバムについて、「まずは、我々の一方的な都合で発表を大幅に遅らせてしまった事を深くお詫び致します。今回のアルバムはメンバーにとってかなり強い思い入れがあったため、じっくりと製作期間を持ちたかったのです。どうかご理解の程よろしくお願いします。さて、今回のアルバムにおける営業部での活動についてですが・・・(この後、数時間に渡る解説が続くの為、割愛させていただきます)この様に今回のアルバムは今までなかった位、xmoが全てをさらけ出して取り組んでいる重要なものなのです。どうか、その手でお取りになりじっくりと堪能してみて下さい。きっと、未来がひらけるはずです。」と、熱弁を展開した。
さらに、当日急病の為、会場に来れなかった転送部長の新実氏は、会場に設置された巨大な「見えるラジオ」を通じ、新アルバムにおける同氏の幻惑のギタープレイの復活を高らかに宣言した。
近年のダンスミュージックブームの勢いにやや押され気味のテクノポップ界だが、今回のこのxmoの新アルバムが起爆剤となり、再び1980年代の活気が戻ってくる事を切に願いたいものだ。
ところで、新実氏の本格的ベースプレイはどうなったんだ!?
xmh、新技術に泣かされる!?
1994年の公開以来、独自のスタンスで独創的なのホームページを展開したきたxmoオフィシャル・ホームページ「eXtendable Minnano Homepage(以下、xmh)」だが、つい先頃行われた大改定の際に新たに導入されたJavaScriptを使った画期的かつ大胆な新機能に重大な問題が潜んでいる事がこの程明らかになった。
xmhを公開当時から見続けてきたN氏はこう語る。「この前の改定は、今までになく斬新な印象を受けました。しかし、その反面今までの彼らのスタンスと言うかポリシーがなんだか薄れてしまったような感じも同時に受けましたね。このまま流行に流されてしまうんだろうか・・・とかね。今思えばあれは虫の知らせってやつだったんでしょうかねぇ。これ以上被害が広がらなければ良いんですけどねぇ。なんとか、元の路線に戻ってきてほしいものですよ。」
また、Webテクノロジーに明るいI氏はこう語る。「今回、彼らが試みた新機能は実際には動いただけ奇跡と言うかなり実験色の強い試みだったんですよ。でも、彼らの積極的に挑戦する意欲はそれなりの評価に値すると思いますよ。」
なお、この件に関してxmh Technical Chiefの新実氏は、「がんばります。」と一言書いたFAXを各マスコミに送信してきた。
ともあれ、新しい技術に挑戦する試みには敬服するが、くれぐれも先走った行動はとらないでほしいものだ。
それはそうと、英語ページはあれで終わりなのか!?
xmoの密かなる地盤固め。
毎回、アルバム発表と共に新技術の探求に余念がないxmoだが、特に表立った活動をしていない現在でも新技術・新機材の導入を地道に続けているようだ。
その筋の情報に詳しいある人物によると、各メンバー共に着々と機材を集めているらしい。中でもxmo最高技術顧問である竹林氏の環境強化の動きが特に目立っている。
同氏の身を削っての環境構築作業は以前より有名だった訳だが、最近ますますその身の削りぶりが著しいようだ。
ある筋からの情報によると、同士は毎日の食費を削るだけではあきたらず、体調不良になっても気力で生き延びると言う手段を駆使し、コツコツと新機材を導入しているらしい。
また、コレクターとしても名高い新実氏も着々とその地盤固めに取り組んでいるらしい。
最近では、xmhメンバーでは初のデジタルミキサーの導入に踏み切り、総合的なデジタル化計画を推進しているようだ。
そんな両氏氏とは裏腹に、最近携帯文書作成マシンの導入に踏み切った営業部長の馬嶋氏は、mp3ファイルの作成に全精力を傾けているらしい。
メンバーそれぞれ実に個性的な環境強化計画だが、3人個々の環境が今後のxmoのミュージックにどの様な影響を与えるのか実に興味深い物がある。
なお、新機材の導入に余念のない竹林氏だが、現在PC9801用の拡張スロットボックスを探しているらしい。
昨今のPC/ATの台頭による影響でめっきりお寒い状況になっているPC98の熱心なユーザーである同氏、これからもPC98を使い続けると語っているだけにこの拡張スロットボックスが入手出来るかと言う事は、即同氏の工房またはxmoの音楽に多大なる影響を与えかねない。
世界のテクノポップの為にも心当たりのある人は、
すすんで同氏に情報提供のメールを送ろう〜!!
携帯端末について
前号で馬嶋氏の文書作成用携帯機器の導入をお伝えしたばかりだが、つい先日新実氏も新携帯機器を導入したらしい。
今回、同氏が導入した携帯機器は馬嶋氏が導入した物とは違い、かなり遊び心の満載な機器のようだ。
3ヶ月の厳正なるトライアルの結果、同士が採用したマシンは、某S社製の最新鋭Mobileパソコンだが、同マシンに搭載されている様々なマルチメディアテクノロジーを当の新実氏はほとんど活用してないらしく、もっぱらemacsクローンでの執筆活動に利用しているらしい。
同氏が最近までご執心だったNewtonテクノロジーを利用したPDAは、殿堂入りの如く同氏が館長を務める博物館に展示されていると言う。
なお、この博物館は一般公開されていないため、同氏の数々のコレクションを見る事は結構難しいらしい。
どんなマニアックなコレクションが展示されているのか、いつの日か一般公開される事を望みたい。
それは由として、
どれもこれもマニアックな物ばかりなのはなぜ??>新実氏
新実氏、再び倒れる!?
本格的な冬到来の気配が見え始めた11月初旬、最近その不安定なギタープレイの面影が消えつつある新実氏が、突然病に倒れ病院に運びこまれていたと言う出来事があった。
新実氏は以前にも肝臓を患い入院すると言う経験をしているが、今回はそれとは全く異なった種類の病気に犯されたようだ。
今回、彼を襲った病魔は神経性のもので酷く激痛を伴うものだったらしい。
同氏の看護にあたったある看護婦は、「最初の2,3日はなんだか凄く苦しんでましたね。でも日が経つ毎に徐々に回復していって、一週間目位にはかなり元気になってました。そう言えば、ずっと聖書みたいな本を読んでいたから、それが効いたんですかねぇ。神様のご加護かしら」と、はにかみながら語った。
また、今回の入院に対して全く連絡を受けなかったと言うxmoメンバーの2人は、頭部の血管が切れそうな程興奮しながら次のように語った。「水くさいなんてもんじゃないですね。もう許せないですよ。お互いチャネリングミュージックを追求している訳だから、念じて欲しかったです。ホント・・・。でもまぁ、無事だったみたいだから良かったですけど。彼がいなくなったらまた昔の竹馬時代に逆戻りですからね。(笑)」
なお、退院して間もなく催された退院記念記者会見の席上で当の新実氏は、「左心房を煩ったならば、右心房を差し出しなさい。」と謎の一言を残している。
いずれにしても、健康には十分気をつけたいものだ。
それにしても、
竹林氏って、そろそろやばいんじゃないの?!(笑)
Supported by... Yasuo Niimi (xmh Technical Chief)