Second Album
[CHANELIC PRESSURE]
1995.8.8 AnalogTape
1996.4.1 CompactDisk
1998.8.14 MiniDisk
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セカンドアルバムはライブアルバムとなった。新しい主張が感じられる。8曲42分
ワールドツアーの全ての会場でオープニングに演奏され、ライブを多いに盛り上げたナンバー。
ワールドツアー初日、成田空港におけるライブのオープニングにおいて、突然ギターの新実氏がトイレに駆け込み演奏出来ないと言うトラブルに遭遇。急遽、ギターの代わりを竹林氏がキーボードで演奏し事なきを得た。
この事がきっかけとなり、以後この曲のギター部分は全て竹林氏がキーボードで演奏する事になった。
この曲の疾走感と新実氏がトイレに駆け込む姿が見事にマッチし、当日会場にいた者にとっては生涯忘れられない一曲である。
過去のxmoには見られなかった、独特のリズムが印象的なナンバー。
新実氏の不安定なアーミングと馬嶋氏の適当なドラミング、竹林氏の絶妙なピアノソロが巧に絡み合い、またとない一体感を醸し出している。
特に、冒頭の幻想的なフレーズから一転して、ダンサブルな雰囲気に変化する辺りは必聴である。
曲の変わり目に登場するG-F-Eと下降していくフレーズが耳にこびり付くと言う、新実氏のポリシーも貫かれている。
馬嶋氏の実験的試みが上手く生かされているナンバー。
ASCATのMSX用アドベンチャーゲーム「森林警備隊ユウキ」の主題歌として作られたものに独自のアレンジを施したxmoプレミアムバージョン。
FM音源の呪縛から解き放たれ、またとない広がりを見せている。
特に、後半の新実氏のクリーンなギターは切なささえ感じさせる。
完成の域に達しつつある、チャネロック・ナンバー。
当初、正統派ロックとして新実氏が書き上げたものにxmo独自のアレンジを施し、チャネロック(チャネリック・ロック)として再生された。
xmoとして初めての複数人によるボーカルは、メンバーの思惑以上の効果をもたらしている。
新たなるジャンルを確立しつつある、チャネロックの一つの完成形である。
冒頭のドラムが「どっかで聞いた事あるなぁ」と思わせるナンバー。
テクノに疎い新実氏が、某テクノバンドの楽曲を巧に引用し、製作した事はそれなりに有名である。
特に、全体の構成は非常に忠実に引用されている。
しかし、そのあまりの引用ぶりにクレームが付かないかと、メンバー一同心配している事はあまり知られていない。
幻想的なオープニングに哀愁が漂うナンバー。
馬嶋氏が某ゲーム用に製作したにも関わらず、一身上の都合のよりお蔵入りしてしまった曰く付きの楽曲である。
その余りの悔しさに自らマイクを取り、地の底から叫び歌っている。
A-4 STYLEと共に「歌、歌ってよ!!」運動のきっかけにもなった記念碑的作品である。
地球上の各所で物議を醸しだした、衝撃のナンバー。
竹林氏の完成された構成力・随所に挿入された歴史的発言・印象的なフレーズ等が聞く者に与える感動は他に類を見ない。
また、竹林氏の最近の音楽傾向が全体の雰囲気に反映され、今までになくクラシカルな印象を与える。
今回のワールドツアーは戦後50年と言う事もあり、ステージの後ろの大型スクリーンに映される歴史的映像が、オーディエンスの胸に幾つもの感慨深い思いを刻み込んでいた。
ワールドツアー帰還後に行われた、砧公演でのメンバー紹介風景。